言葉の足りない嘘

2001年2月27日
言葉の足りないのは嘘になってしまうのだろうか?言葉が足りない故に、人が勘違いしてしまうのは、その人の責任なのだろうか?

彼女の話からまだ間に合うと判断した私は会う約束をした。1999年12月半ば、高田馬場で仕事の終る8時に待ち合わせをした。

言葉が足りないのは僕の方であったかもしれない。もし、ちゃんと今の状況を聞く事ができれば会いに行く事もなかった。しかし、自分で拒否をしていたのかもしれない。僕も言葉の足りない嘘をついていたのかもしれない。

彼女もなぜ今になってと思ったであろう。その中で、気持が未だに残っている以上、全てを語る事が出来なかったのかもしれない。もしかしたら、一度だけでも逢いたいと思っていたのだろうか?もう、知る事が出来ないが、きっとそんな面もあったのだろう。だから、自分の状況を全て語る事が出来ない。そんな言葉の足りない嘘をつく事になってしまったのかもしれない。

付き合ってても言葉の足りない嘘が有る。人と人の間にはそんな事は日常茶飯事にある。言葉が足りないのは嘘ではないという人もいるが、言う事をためらう事が既に嘘なのかもしれない。

言葉に足りない嘘は、二人が高田馬場で逢い居酒屋でビールを飲んでいる時にも続いた。自分の本当の気持をひた隠し、上辺の話をしているのである。本当に知りたい事を聞く事も出来ずに。

10時になり、外に出る事にした。駅に向かって歩き始めた。

夜、賑やかな街だった。きっと、二人とも海外で逢った時の事を思い出していた。

時に言葉が足りない事を他の事でうめてしまう事も有る。



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